善竹忠重が主宰する、能楽大蔵流狂言方の集団「志芸の会」は、今まで様々な精力的な活動を行ってきました。
2000年からシテ方五流儀すべてより翁大夫を招いて、志芸の会メンバーが三番三をつとめた「翁と狂言の会」。
2010年からはこれまでの修行を積んだメンバーが狂言の秘曲《釣狐》を初演する「春秋釣狐の会」。
2012年からは狂言の言葉に重点をおき、セリフを聞かせる作品を上演する「忠重十番」。
2015年には忠重十番を発展させ、「善竹十番」とし、能面とはまた異なる狂言面の魅力を訴える「オモテの事情」とのテーマを設定して、8月最後3日間の連続公演を行い、また11月には狂言の最奥秘曲《釣狐》を上演しました。
2016年秋から2017年初頭にかけて、「狂言・行く年、来る年」と題し、年末や年始の様子を描く狂言をテーマに連続上演した。
2017年秋から2017年初頭にかけては「悟りの十番。志芸の会『僧』選挙!」と題して、僧侶を主役とする「出家狂言」をテーマとして、連続公演を行います。